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プロの仕事をスピーディーに、タフなクランプメータ
1.AC／DC自動判別
ロータリスイッチを「電流測定」「電圧測定」に合わせるだけで、交流／直流を自動判別して測定します。交流／直流が混在する場所でもロータリスイッチの切り替えが不要になるため、測定ミスを防ぐことができます。
2.INRUSH（突入電流）測定
モーター起動時や溶接電流などで発生する突入電流の実効値と最大波高値を同時に測定し、表示します。突入電流発生期間を自動的に検知して測定しますので、一般的な100ms固定測定のクランプメータよりも正確に測定できます。
3.壊れにくいジョー（電流センサ部）
CM4371、CM4373ともにジョー（電流センサ部）の設計見直しにより強度を向上させました。開閉回数は従来の1万回から3万回の保証となりました。これにより、より長くお使いいただけます。
4.使用温度範囲を拡大し（-25℃～65℃）、耐久性を向上
従来製品（3285-20）の使用温度範囲（0℃～40℃）に比べて、CM4371、CM4373ともにその使用温度範囲は-25℃～65℃に拡大しました。これにより、氷点下や高温の状況下でも、使用できます。
5.操作性や利便性を踏まえた製品設計、デザイン
信州上田の地で開発・生産したメイド・イン・ジャパン製品を世界中のお客さまにお使いいただきたいとの思いから、CM4371、CM4373はお客さまのニーズに基づき操作性や利便性を高めた製品設計、デザインとなっています。
本体のロータリスイッチは、作業用手袋をしたまま片手で操作できるように設計しています。このほか、暗いところでも測定値をしっかり目視できるように白色バックライトを、どんな角度からでも測定値が読み取れるように広視野角ディスプレイを搭載しています。
6.防塵・防水の国際保護等級を取得（IP54）
防塵・防水の国際保護等級であるIP54※を取得しました。砂やホコリといった粉塵や水滴がついても測定機能を維持できます（従来製品である3285-20は取得せず）。
※ジョー（電流センサ部）は、IP50
7.測定カテゴリがCAT IV 600Vとなり、測定対象が拡大
測定器の安全使用のため、安全規格IEC61010では、測定カテゴリとして、使用する場所により安全レベルの基準をCAT II～CAT IVで分類しています。数値の大きいカテゴリほど、測定できる範囲が広がります。
従来製品3285-20の測定カテゴリがCAT III 600Vであったのに対して、CM4371とCM4373はCAT IV 600Vとしました。これにより、対地間電圧600Vまでの引き込み電線や分電盤の測定を安全に行なうことができるようになりました。
8.直流の高電圧測定が可能に
従来製品3285-20の測定可能な直流電圧が600Vまでだったのに対して、CM4371、CM4373は1700Vまでの測定が可能です。これにより、ニーズが高まる太陽光発電設備の開放電圧点検に対応できます。